不動産ニュース / 開発・分譲

2022/1/24

伊藤忠PDの「大泉学園」、IoT設備等に高い評価

「クレヴィア大泉学園」完成予想図
モデルルーム

 伊藤忠都市開発(株)は、日鉄興和不動産(株)と共同で開発を進めている分譲マンション「クレヴィア大泉学園」(東京都練馬区、総戸数68戸)の1期販売を3月にも行なう。

 同物件は、西武池袋線「大泉学園」駅北口徒歩7分に立地する、鉄筋コンクリート造地上5階建てのマンション。竣工は23年3月下旬予定。建設地は、賃貸アパート、資材置き場等の跡地。

 1階共用部に、ワークスペースを備えたコミュニティラウンジや中庭を設置する。幅広い世代をターゲットとするため、住戸は、専有面積45平方メートルの1LDKから102平方メートルの4LDKまでバリエーションを揃える。

 入居者の利便性を向上するためのIoT機器を全戸に標準装備するのが特長。スマートリモコン、スマート照明スイッチ、スマート給湯器、温湿度センサー、スマートカメラ、人感センサーなどを組み合わせ、エアコンや照明・床暖房のON・OFF、風呂の湯はり、ペットや子供の見守り(カメラでの監視、音声での呼びかけ)が、スマートフォン・音声で室内、外出先からコントロールできる。カーテンの開閉、セキュリティ機器との連携もオプションで対応する。

 ディスポーザー、食器洗い乾燥機、フィオレストーン天板のキッチン、ホーローと樹脂が選べるキッチンパネル、二重床・二重天井、ミストサウナ、床暖房、Low-Eサッシなどが標準。設備仕様の高さとIoT機器の利便性などに評価が集まっている。

 2021年10月のホームページ開設以来、地元練馬区在住者中心に900件を超える問い合わせを集めている。販売価格は未定だが、坪単価300万~350万円で調整中。

各住戸に生活利便性を高めるIoT機器を標準で提供。写真右はスマートカメラ。外出先等から室内の様子をチェックできるほか、音声による呼びかけも可能。介護や子供の見守り等に役立つ

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