不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/31

プロロジス、盛岡で物流施設を起工

「プロロジスパーク盛岡」完成予想図

 プロロジスは30日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」(岩手県紫波郡)を起工した。東北エリア最大規模の物流施設で、岩手県内では初の開発となる。

 災害への備えや、「2024年問題」(24年4月からトラックドライバーの時間外労働への上限規制が厳格化)への対応として、東北エリアでも拠点分散化ニーズが増加。同社はこれまで、仙台エリア中心に9棟の物流施設を開発してきたが、今後は北東北への中継地点として、開発予定地周辺への立地ニーズが伸長すると見て盛岡に進出した。

 東北縦貫自動車「盛岡南IC」から約4.7km、県道13号から約1.5kmに立地。敷地面積7万3,713.12平方メートル。鉄骨造地上3階建て、延床面積9万9,592.21平方メートル。上り・下りそれぞれ専用のスロープを設け、各階のトラックバースに大型トレーラーがアクセス可能な仕様となっている。ワンフロアの最大賃貸面積は約1万9,000平方メートル、最小面積は約5,000平方メートルからで、最大12企業の入居が可能。中央車路を採用し、降雨・降雪時にも安全な通行・荷捌きが可能。寒冷地・積雪対策として、敷地内と建物への融雪ヒーターの設置、除雪スペース・チェーン脱着場などを計画。無人コンビニを併設した休憩スペースも整備する。

 防災、BCPの観点から緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機などを備えるほか、環境負荷を軽減するセンサー付きLED照明を採用。屋根に太陽光発電も設置する予定。

 すでに賃貸面積の約20%で、国内大手3PL企業の入居が決定している。竣工は23年冬の予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。