不動産ニュース / 開発・分譲

2022/3/31

市川に多様性・環境配慮の物流施設/三井不他

「三井不動産ロジスティクスパーク市川塩浜II」外観

 月島機械(株)と三井不動産(株)は31日、共同で開発を進めていた物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)市川塩浜II」(千葉県市川市)が満床稼働で竣工したと発表した。

 首都高湾岸線「千鳥」ICから約1.6kmに位置。敷地面積約8万2,600平方メートル、延床面積約18万3,000平方メートル、鉄筋コンクリート・鉄骨造地上4階建て。

 各階の床面積約4万平方メートルという業界最大級のフロアプレートを持つ。事務所の天井高は、全フロア約3.5mを採用。1階のトラックバースは国際基準(45ftコンテナ車両)対応とし、免震構造・72時間対応の非常用発電機等のBCP対策を導入。車番認証・顔認証による入退館管理を採用するなど、オフィスビルと同等のセキュリティ計画とする。

 共用部には、海を一望できるデッキテラスやカフェテリアラウンジ、貸し会議室を設置。礼拝室やジェンダーレストイレを整備するなど、多様な働き方に配慮したワークプレイスを提供する。施設で働く従業員専用のポータルサイトも開設。非接触型のエレベーターや各階トイレの利用状況を見える化するシステムを採用し、感染症対策も徹底する。

 また、生態系保全の取り組みとしてグリーンインフラを整備。太陽光発電設備の設置等により、共用部使用電力の100%グリーン化を図る。専有部では、入居テナントの要望に応じて「グリーン電力提供サービス」を提供。4つの環境認証を取得しており、高断熱外壁やLED照明を採用して大幅な省エネを図っていく。

この記事の用語

LED照明

発光ダイオード(LED)を光源とする照明器具。LEDはLight Emitting Diodeの略語で、電圧を加えると発光する半導体素子である。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。