不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/10

名古屋でAI地域冷暖房の実証実験/日建設計他

「AI地域冷暖房(通称:AIちれい)」イメージ

 (株)日建設計、(株)日建設計総合研究所、東邦ガス(株)、住友商事マシネックス(株)、(株)アラヤは9日、AIで既存の地域冷暖房における課題を解決する「AI地域冷暖房(通称:AIちれい)」を開発し、名古屋市内で実証実験を行なうことを発表した。

 地域冷暖房は、地域の複数の建物に対し、まとめて冷暖房や給湯を行なうシステム。2050年のカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、CO2削減効果が見込めるため、熱エネルギー分野で着目されている。
 現在、地域冷暖房施設は全国に133件あり、そのうち竣工後20年を経過したものが約90%と、省エネ性能の低下が進んでいる。

 開発した「AIちれい」は、3つのAIを提案。数時間先の冷暖房に必要な需要量を予測する「熱量・送水量需要予測AI」、需要家側の室内温度や熱負荷の状況を判定して、冷水・温水温度を調整して運転する「送水温度判定AI」、最も省エネ性能の高い機器を判定し、優先して運転する「熱源機の省エネ判定AI」。AIプログラムを組み込んだエッジパソコンを設置し運転データを読み込ませるだけで、ローコストかつ短工期で省CO2を実現できる。

 名古屋栄三丁目北地区の地域冷暖房設備において、第一ステップとして、3つのAIのうち「熱量・送水量需要予測AI」の実証実験を行なう。期間は22年5月~24年3月の予定。
 日建設計・日建設計総合研究所は、実証スキーム立案・改修設計・効果検証を行ない、住友商事マシネックス・アラヤは、AIプログラムの構築・カスタマイズを実施。東邦ガスは、実証フィールド提供・実運用の課題抽出を行なっていく。

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カーボンニュートラル

人間活動において、二酸化炭素の排出と吸収が相殺されてゼロであることをいう。例えば、植物のからだは空気中の二酸化炭素が固定化されたものだから、その燃焼(バイオマス燃料の利用)によって二酸化炭素が排出されてもカーボンニュートラルである。

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