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2022/5/23

27日まで中高層木造建築の国際イベント

左から3番目が深尾氏、同4番目が矢野氏

 (一社)国際建築住宅産業協会は23日、22日に開幕した「WOODRISE 2021 BUSINESS SESSION(BS大会)」に関する記者会見を開催した。

 WOODRISEとは、中高層木造建築物の発展のため、業界関係者が一堂に結集する国際イベント。フランス(FCBA(森林木材総合技術研究所))とカナダ(FPInnovations(建築科学技術センター))が主導して2017年に開始したもの。第1回はボルドー(フランス)、第2回は19年にケベックシティ(カナダ)で開催。21年は10月15~17日に京都で実施したが、コロナ禍で社交行事等が延期になっていたため、今回のBS大会を追加で行なうことにした。京都大会では、会場(国立京都国際会館)とオンラインのハイブリット形式で講演会等を開催。日本を含む18ヵ国の800人が参加した。

 BS大会は、「KABUTO ONE」(東京都中央区)をメイン会場に22~27日に開催。日本、フランス、カナダ等の先進的な取り組みについて関係者が講演するほか、企業同士の交流会や、国内各所の中高層木造建築物を見学するテクニカルツアーなどを行なう。BS大会への参加登録者は330人。

 BS大会組織委員会会長・深尾精一氏(首都大学東京名誉教授)は会見で、「技術の発展により中高層木造建築に対する法制度も変わっている。テクニカルツアーでは、最新技術がつまった建築物を紹介する」と抱負を述べた。また、同協会会長の矢野 龍氏(住友林業(株)最高顧問)は「今大会をきっかけに関係者の交流を深め、さらなる中高層木造建築の推進につなげていきたい」などと述べた。

 次回のWOODRISEは、23年10月にボルドーで開催される予定。

BS大会の講演会の様子

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。