不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/25

相談開始から5年で等価交換マンション竣工

「アトラス西日暮里道灌山」外観

 旭化成不動産レジデンス(株)は25日、権利者8名と共同で実施した都市共同化(等価交換)事業「アトラス西日暮里道灌山」(東京都荒川区、総戸数50戸)を竣工した。相談開始から5年という短期間での竣工となった。

 同物件はJR他「西日暮里」駅より徒歩3分。敷地面積は555.51平方メートル、建物は鉄筋コンクリート造12階建て、延床面積3,170.22平方メートル。間取りは1K、2LDK、3LDK。

 従前は、好立地の商業地域でありながら小規模建物が集中しており、建て替えが進まない状態だった。将来の相続を見据えた土地活用を目指し、借地・借家兼などの複雑な見地関係を整理、複数の土地の共同化によって土地の高度利用を進めた。事業期間10年以上になることも珍しくない再開発関連の事業において、等価交換の手法を採用したことで相談から5年というスピード竣工が実現した。

 なお同物件は2021年4月に販売を開始し、同年10月に完売済み。

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等価交換方式

土地の上にマンションなどの建物をディベロッパーが建設し、土地と建物の評価額に応じて双方が土地と建物を取得する方法をいう。地主は自己資金を必要とせず、土地の一部を提供することにより、等価の建物の一部を取得することになるのが特長。

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