不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/6/3

TDB景気DI、不動産は3ヵ月連続の改善

 (株)帝国データバンク(TDB)は3日、2022年5月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。有効回答数は1万1,605社。

 同月の景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は41.2(前月比0.4ポイント増)と3ヵ月連続で改善。まん延防止等重点措置の解除や人出の増加がプラス材料となった。全10業界中、「小売」「サービス」など9業界が改善した一方、中国ロックダウンの影響で自動車工場の減産、稼働停止が響いた「製造」は悪化した。

 「不動産」は44.7(同1.5ポイント増)と3ヵ月連続で改善。「地価が上昇傾向で、投資家、不動産会社を中心に購入意欲が旺盛である」(不動産代理・仲介)、「商業施設などの人の動きが活発」(不動産管理)などのポジティブな声がある一方で、「海外からの調達資材の入荷遅れが影響してくる」(建物売買)、「個人消費は回復傾向が見えるが、新型コロナウイルスの影響で、テナントの退店スピードが入店を上回る状況が続く施設が多い」(貸事務所)といった意見もあった。

 先行きについては、「購入希望者が増加する傾向にある」(土地売買)といった前向きな意見がある一方、「物価高で住宅価格が上昇」(不動産代理・仲介)と不安視する声もあった。

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