不動産ニュース / 開発・分譲

2022/6/14

地所レジ、大手町のコワーキング付き賃貸初弾を竣工

入居者が無料で24時間利用できるコワーキングスペースを備える

 三菱地所レジデンス(株)は14日、コワーキングスペースを併設した賃貸マンション新シリーズ「The Parkhabio SOHO(ザ・パークハビオ ソーホー)」の第1弾となる「大手町」(東京都千代田区、総戸数49戸)を報道陣に公開した。

 同物件は、東京メトロ・都営地下鉄「大手町」駅徒歩7分、JR「神田」駅徒歩6分に立地。敷地面積260.86平方メートル。鉄筋コンクリート造地上13階建て。延床面積2,287.06平方メートル。住戸間取りはワンルーム(32戸)・1LDK(17戸)、専有面積は25.31~50.63平方メートル。竣工は6月15日。

 入居者が24時間無料で利用できるコワーキングスペース「Style Lounge」を設置し、職住一体型の住まいを提供する。専用のインターネット回線が利用できるモニター付きコワーキング席に加え、会議室やコーヒーマシーンなども用意。上場企業勤務のビジネスマンや個人事業主、スタートアップの入居を想定。事務所用途とすることで、法人登記も可能とした。

 「大手町」では、駐車場付置が免除される制度を活用し、別用途で利用可能となった1階に設置。二層吹き抜けで最大天井高6m、約60平方メートルの開放的な空間を創出した。リラックスソロワークブース含むコワーキング席19席に個室2席、最大8人で利用でき外部にも有料で開放する会議室を完備。空調音など集中阻害要素を低減させるオリジナルBGMも取り入れた。

 また、建物天井部には、三菱地所(株)とケンテック(株)が共同開発し、MEC Industry(株)が製造する新建材「MIデッキ」を採用。型枠材と配筋部分を一体化した建材で、廃材を削減しながら環境負荷を低減する。各住戸や「Style Lounge」の天井仕上げ材にあらわしで利用することで、天然木の質感と温かみを感じる空間、従来より高い天井高が実現でき、住戸は最大天井高2.730mを確保した。

 賃料は、平均坪単価が約1万9,000円、1Rで月額16万~17万円程度。管理費は通常のParkhabioより上乗せしており、1Rで2万円、1LDKで2.5~3万円。現時点で内見申し込みを11件得ている。

 現在、大手町に続き、「代々木公園」「祐天寺」でも開発を推進。それらを含め都心エリアを中心に、3年で5物件の供給を予定する。

外観。視認性の高い1階に「Style Lounge」を設置し、エリアのにぎわい創出にも寄与
型枠材と配筋部分を一体化した新建材を利用することで、住戸は最大天井高2.730mを確保した

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