不動産ニュース / 仲介・管理

2022/6/22

五反田のクリエイティブオフィスが竣工/リアルG

「THE CASK GOTANDA」外観

 (株)リアルゲイトは22日、今年4月に竣工したクリエイティブオフィス「THE CASK GOTANDA(ザ カスク 五反田)」(東京都品川区)を報道陣に公開した。

 JR山手線他「五反田」駅から徒歩5分に立地する築20年のホテルを、スモールオフィス・コワーキングスペースの複合施設にコンバージョンした。同物件を保有する事業者から、稼働率の低下したホテルをオフィスへ用途変更したいという打診を受け、設計施工と企画開発、運営管理業務を受託。2021年春に着工した。

 建物は鉄骨鉄筋コンクリート造10階建て、延床面積約1,745平方メートル。建物正面に屋上までの吹き抜けを設け、吹き抜けを取り囲むように客室が配置されていた。3~10階は、1フロア11室を7室へ減らし、給湯室とトイレを新設。58区画のスモールオフィス(専有面積約12~34平方メートル)は、床と天井をスケルトン仕上げとした。エレベーターホールと外廊下の壁面は塗り壁とし、床のタイルも張り替えた。

 2階は、コワーキングスペースと共用ラウンジ、会議室、フォンブース2室へ改修。屋上はホテル時代のボイラー等を撤去し、入居者専用のテラスとしたほか、1階ロビーも入居者に開放する。また、1階には従前建物竣工時から入居しているイタリアンレストランが営業を継続。各オフィスへのケータリングサービスも実施する。

 スモールオフィスは、月額9万6,000~26万2,000円(税別)。コワーキングスペースは、登記なしが月額2万5,000円~、登記ありが月額3万5,000円~。ゴールデンウィーク明けから募集を開始。スモールオフィスはITベンチャーやスタートアップ企業中心に、約2割が契約済み。コワーキングスペースは、個人事業主のほか、周辺のマンション住民のサードプレイスとしても引き合いがあるという。

屋上にはルーフトップテラスを用意。入居テナントの就労者は、22時まで自由に利用できる
2階に開設したコワーキングスペース

この記事の用語

コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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