不動産ニュース / 仲介・管理

2022/6/23

美容・健康サービスを提供する入居者専用施設

「INOVE+」外観

 (株)第一住建ホールディングス(大阪市中央区、代表取締役:松尾 武氏)は22日、同社が管理する賃貸住宅居住者が対象のサービス店舗「INOVE+(イノベプラス)」(大阪府東大阪市)をオープンすると発表した。オープン日は7月1日。

 店舗面積は約50平方メートル。美容室、セルフホワイトニング、セルフ脱毛、ネイルサロンと、テイクアウトの健康カレーの提供という6つのサービスを提供する。美容室では、美容師によるカットを提供。カット後は顧客自身が水圧が選べるオートシャンプーを受け、セルフブローを顧客自身で行なう。セルフホワイトニングでは、医療機器メーカー製の歯のホワイトニング機器を設置し、顧客自身で歯をホワイトニングできるようにする。ネイルサロンでは、ネイリストによるネイルの施術を受けられるほか、設置してあるネイルアートプリンターを利用してセルフネイルも可能。顧客自身で操作・照射するセルフ脱毛機器も用意した。カレーは、俳優・タレントの松尾貴史さん監修の健康カレーをテイクアウトで提供する。

 それぞれのサービスを部屋で分けており、部屋のドアには予約システムと連動したスマートロックを設置。完全予約制で利用してもらう。利用可能回数は各サービスそれぞれ1ヵ月に1回までで、カレーは1週間に1回まで。

 店舗を利用できるのは、東大阪にある同社が指定する物件の入居者。新規契約者は家賃の支払いのみで利用可能、すでに契約済みの人の場合は1ヵ月5,000円の料金支払いが必要。このサービスの対象物件は300室で、事前の申請で約70室から申し込みを受けているという。

 同社が2020年に学生を対象に実施したアンケート調査結果から、「仕送りやバイトが減り、生活が苦しい」「おうち時間増加で美容機器を試したいけど、高額で手が出ない」という回答が多かったことから、このサービスを立ち上げたという。

 今後対象物件を増やしていき、今年度中に200件の利用申し込みを目指す。

美容室。美容師のカットが受けられる。カット後は、オートシャンプー(写真右)を受けてセルフブローをする

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