積水化学工業（株）住宅カンパニーは、首都圏のマンションリノベーション事業を強化する。
同社環境・ライフラインカンパニーで展開してきたマンションリノベーション事業「マルリノ」を、住宅カンパニーのグループ会社で、一般向けリフォームやエクステリア事業を展開する東京セキスイファミエス（株）（東京都新宿区、代表取締役：吉田匡秀氏）に7月1日付で移管する。集客チャネルの多角化や認知度向上による拡販、人財・ノウハウの統合による設計効率化、施工能力増大などのシナジーを発現させ、フロンティア領域と位置付ける一般建築物（セキスイハイムグループ以外が建築した建物）を対象としたストック事業のさらなる成長を図る。
「マルリノ」とは、マンション専有部をスケルトン状態にし、断熱性・耐久性・遮音性を向上させる独自の「Refilld（リフィルド）工法」を採用したリノベーションブランド。今回の組織変更を機に、セキスイハイムで培ったニューノーマルに対応した間取りプラン等を提案していく。
首都圏エリアでの強化を皮切りに、2023年度中には中部、近畿エリアへも展開。30年度には、一般向けリフォームの売上高150億円（現在の約3倍）を目指す。
