(株)MIWA Akerun Technologies(東京都港区、代表取締役:渡邉宏明氏)は15日、スマートロックを活用した「Akerun.Mキーレス賃貸システム」を発表した。同社は、建築用錠前を展開する美和ロック(株)と、クラウド型IoTサービスを提供する(株)Photosynth(フォトシンス)との合弁会社。
同システムは、美和ロックのスマートロックとPhotosynthのクラウドやIoTテクノロジーを活用し開発したもの。共用部と専有部にスマートロックを設置し、クラウド上で鍵を管理。物理鍵の代わりに「スマートキーアプリ」「ICカード」「暗証番号」を用いて解錠できる。
管理会社は、従来の物理鍵の受け渡しに伴う移動や鍵管理が不要となり、物件管理が大幅に効率化される。内見から退去までの業務効率や生産性の改善につながる。また、入居者は物理鍵の紛失といったセキュリティリスクが排除される。宅配サービス、家事代行などの住宅向けサービスも、キーレスで利用できるようになる。
2023年1月より提供を開始する。価格は、同システムを提供する管理会社との個別対応により決定。向こう3年間で、大手管理会社の導入シェア4割を目指す。