不動産ニュース / 開発・分譲

2022/7/19

埼玉県ふじみ野市でマルチテナント型物流施設開発

「ロジスクエアふじみ野A」完成イメージ(手前)。奥は、23年3月着工予定の「ロジスクエアふじみ野B」

 (株)シーアールイーは15日、マルチテナント型の大型物流施設「ロジスクエアふじみ野A」(埼玉県ふじみ野市)に着工したと発表。

 開発予定地は、国道254号バイパス沿いに位置。同バイパスは国道463号線や国道16号線などの幹線道路と連結しているため、都心部へのアクセスも良好。敷地面積は10万1,128.48平方メートル、鉄骨造地上4階建てで、延床面積は11万2,294.84平方メートルの予定。

 ダブルランプウェイ方式を採用し、各フロアにトラックバースを各フロアに用意。1階は両面バースとすることで、計185台の大型車の同時接車が可能。床荷重は1.5t/平方メートル、有効高さは1階で6.0m、2~4階で5.5m以上を確保する。テナント区画は、最小で約1,360坪からの利用が可能とし、最大で10テナントが入居できるという。なお、事務室の増設や庫内空調設置の際の配管ルート、室外機置場等の確保など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様とした。4階の東西2ヵ所には共用のカフェテリアを設け、従業員用の売店も設置する。

 環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用。BELS評価、CASBEE‐建築(新築)の認証を取得する予定。さらに太陽光発電システムを導入して自家消費するとともに、グリーン電力供給企業の(株)エンバイオ C・エナジーから再生可能エネルギーを調達することで、使用電力を100%グリーン電力とする。さらに、発電した電力の一部は、施設内に蓄電し、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムも導入することで、テナント企業のBCP策定にも寄与する。

 竣工は2024年1月末の予定。

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BTS型・マルチテナント型(物流施設の〜)

物流施設の種類は、その性格によって、大きくBTS型とマルチテナント型に分けることができる。(1)BTS型特定のテナントの要望に応じてオーダーメイドで建設され、賃貸される物流施設。

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