一建設（株）は12日、住宅や建物の修繕・改修・維持・管理を手掛ける（株）キャンディル（東京都新宿区、代表取締役社長：林 晃生氏）と、住宅のアフターサービスに関する包括的業務提携契約を締結した。
同社は、年間1万棟超の分譲戸建住宅を供給し、住宅性能評価の5分野8項目において、全棟最高等級取得を標準化している。キャンディルは、全国で年間約9万戸の住宅点検・メンテナンスを実施。定期点検や住環境を維持するためのメンテナンス、手入れのアドバイスを行なっている。
今回の業務提携で、両社の強みを生かし、顧客に対して適切なタイミングで、メンテナンスを提供できるサポート体制を整備。長期にわたる安心・安全・快適な住環境づくりを促進していく。
具体的な取り組みとしては、35年長期保証システムの共同構築、リフォーム・メンテナンス工事の受注、商材販売のチャネル拡大・共同マーケティングなど。定期点検・延長保証点検の際、点検項目の範囲を超えて、住宅オーナーのニーズを把握し、希望に沿ったリフォーム・メンテナンスの提案などをタイムリーに行なえる体制を整える。また、点検の際に点検スタッフが住宅オーナーにアンケートを手渡しし、住宅の販売契約時から継続的にアンケート調査を実施。販売時のみの調査では気付けないインサイトを得て、品質の向上や新しい商品・サービスの開発につなげていく。
