不動産ニュース / 開発・分譲

2022/8/19

藤沢駅圏のマンション、好環境などが評価

「ヴェレーナグラン湘南藤沢」外観

 大和地所レジデンス(株)は18日、26日に引き渡しを行なう分譲マンション「ヴェレーナグラン湘南藤沢」(神奈川県藤沢市、総戸数33戸)を報道陣に公開した。

 同物件は、JR東海道本線・小田急江ノ島線「藤沢」駅徒歩12分に立地する、鉄筋コンクリート造地上7階建ての分譲マンション。藤沢駅へは、一直線のフラットアプローチ。建設地は、法人所有の駐車場跡地。敷地西北に神社の林、南東に大規模マンションの緑地帯が面する。物件自体も、エントランス前にココスヤシをシンボルツリーとしてあしらうなど、豊富な植栽を施した。1階の外廊下には住戸窓に合わせ壁を抜いて、通風・採光に配慮した。

 住戸は、専有面積約65~71平方メートル。3LDK、66平方メートル台が中心。1フロア5戸。両妻住戸は高さ2,300mmのコーナーサッシを設け、外廊下のガラス手すりと併せ、外観上のアクセントとした。天井高は2,400mm。二重床二重天井。逆梁工法によるハイサッシとし、リビングにはフルオープンサッシを採用。奥行き2,000mmのバルコニーにはデッキを敷き、リビングと一体利用できる「オープンエアスペース」を提案する。御影石キッチントップ、リビング床暖房、食洗器、キッチン背面収納、ミストサウナ、スロップシンク、石張り廊下、玄関折り上げ天井などが標準。共用部には、水盤付きテラスを望むラウンジを用意した。

 2021年10月より販売を開始し、約200組を集め、竣工を待たず8ヵ月で完売した。販売価格は4,200万円台~5,600万円台。坪単価242万円。地元購入者は27%にとどまり、神奈川県その他のエリア、東京都から広域に集客した。緑の多い住環境、在宅勤務が増える中で70平方メートル台の広さ、都心直結の藤沢駅のアクセス、駅周辺の利便性などが評価された。

 また同社は、同じ藤沢駅圏で「ヴェレーナシティ藤沢」(同、総戸数102戸)、「ヴェレーナブリエ湘南藤沢」(同、総戸数46戸)の販売をほぼ同時に展開。前者は駅徒歩20分ながら坪単価を202万円と抑えグロス志向のユーザーに訴求し、22年7月に完売。後者は駅徒歩5分と利便性が高いコンパクトマンションで6月から販売を開始している。特徴の異なる3物件を併売することで、ニーズに合った物件を比較検討できるようにした。

妻住戸は壁外に張り出したコーナーサッシが特長。逆梁工法により天井高いっぱいの全開口サッシを採用している

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