不動産ニュース / ハウジング

2022/9/9

賃貸住宅向けに高い遮音性能を実現する界壁/住林

 住友林業(株)は、遮音性能(D50)を確保した賃貸住宅向け界壁「高遮音界壁50」を開発。2019年3月に開発した高遮音床(遮音50仕様)と合わせて、8日より同社賃貸住宅「Forest Maison(フォレスト メゾン)」への採用を開始した。

 「高遮音界壁50」は、同社筑波研究所が石膏ボードの組成、吸音材、制振材、間柱の配置など各部材の研究・検証を重ね、開発したもの。住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく「透過損失等級(界壁)」で、国土交通大臣の特別評価方法認定による等級3(遮音性能D50)を取得。標準的な集合住宅界壁を2ランク上回る遮音性能を有し、採用した室内での生活実感イメージは、隣戸のテレビ、ラジオ、会話等はほとんど聞こえないレベルを達成している。

 賃貸住宅では生活音に関するトラブルが多く、自宅時間の増加、テレワークの普及などを背景に、入居者の遮音性への関心や、住まいの快適性に対するニーズも高まっている。賃貸住宅に遮音性能の高い床・界壁を採用することで、入居者に快適な住空間を提供。オーナーに対しては差別化した住宅商品として提案を行なっていく。

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