
東急(株)は21日、タイ・バンコク都において分譲戸建て事業「Burasiri Krungthep Kreetha(ブラシリ・クルンテープクリータ)」(総戸数276戸)に参画したと発表した。
タイの大手不動産ディベロッパーの「Sansiri Public Company Limited」(Sansiri社)および消費財系財閥・サハグループの子会社「Sahapat Real Estate Compny Limited」と共に、合弁会社「Siri TK Three Company Limited」を通じて参画したもので、タイにおける分譲戸建事業は東急初の取り組み。
バンコク市中心部より東に約15kmのクルンテープクリータ地区に立地。バンコク都心部や空港へのアクセスに優れている他、インターナショナルスクールや病院、コミュニティモールといった周辺施設が充実したエリア。
同地では、Sansiri社が同プロジェクトを含めて約80haの敷地において複合開発プロジェクトを展開している。“人々の健康と幸福を育む”がコンセプトであり、これは、東急がまちづくりで積極的に取り組むべきテーマに掲げている「ウェルビーイング」や「ソーシャルハーモニー」のビジョンと一致することから、プロジェクト参画を決めた。
分譲戸建て(地上2階建て)は、1戸当たり196~426平方メートル、4~5ベッドルームのゆとりある戸建てを提供する。また、屋上プールデッキと屋内リビングスペースを設けたプールやフィットネスクラブ、キッチンスペース、コワーキングスペース等の共用施設を備えている。
また、EV充電器や太陽光発電、断熱性能が高く紫外線もカットする窓ガラス、エネルギー効率を最大化する仕様を全戸に標準採用する等、タイにおいては先進的な環境配慮を行なう。
8月より現地販売を開始。都心へのアクセスの良さや自然環境に恵まれた立地、生活利便性の高さ等が好評で、タイの富裕層を中心に約3割が成約済み。引き渡しは9月28日。