不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/3

中国・江蘇省で大規模分譲マンション開発/大和ハ

「玖越花苑」イメージ

 大和ハウス工業(株)は、中国・江蘇省常州市において3ヵ所目となる大規模分譲マンションプロジェクト「玖越花苑:きゅうえつかえん(グレース・レジデンス)」(中国・江蘇省、総戸数967戸)の販売を4日より開始すると発表した。

 同社は2006年から江蘇省を中心に分譲マンションを開発(計7件、総販売戸数:8,230戸)。常州市においては、「龍州伊都:りゅうしゅういと(グレース・レジデンス)」(17年竣工、総販売戸数1,178戸)や「琅越龍洲:ろうえつりゅうしゅう(グレース・レジデンス)」(22年竣工、総販売戸数636戸)などを販売。品質やアフターサービス、物件管理について好評を得、竣工前に完売した。

 今回のプロジェクトは、中国での事業をさらに拡大させるため、同社100%出資現地子会社の開発会社を設立し、開発した。

 常州地下鉄2号線「三角広場」駅、「紫雲」駅徒歩11分。周辺には日系テナントも入る大型ショッピングセンターなどがあり、隣接地には幼稚園・小学校・中学校が25年に開校予定となっている。

 敷地面積は約7万4,964平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造で、15棟を建設する。総延床面積は約16万4,920平方メートル。

 「SDGs」をコンセプトとし、敷地内にはフィットネス広場や多目的広場、公開空地を計画。また、壁紙や床材に抗菌加工を施し、非接触キーや人感センサー付きスイッチなどを導入することで“目標3:すべての人に健康と福祉を”を実現する。また、建物の屋上に太陽光温水器を設置。住戸内はすべてLED照明を採用することで、エネルギー効率を高める。さらに、駐車区画にEV充電設備を設置し“目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに”にも寄与する。

 中国の分譲マンションではスケルトン販売が一般的なところ、同物件では全戸内装付きで販売。日系企業の建材や設備を中心に採用するとともに、抗菌加工を施した壁紙や床材を採用することで、高品質で資産価値の高い分譲マンションを提供する。総事業費は約720億円。

 販売価格は約400万元(日本円:約7,200万円)~約800万元(同:約1億4,400万円)。

 竣工は24年12月、引き渡しは25年1月の予定。

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