不動産ニュース / 開発・分譲

2022/10/12

地所レジとJS、次世代内装システムを共同研究

段ボール素材を用いたテレワークブース(写真奥)

 三菱地所レジデンス(株)と日本総合住生活(株)(JS)は12日、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして、次世代内装システムの共同開発契約を締結したと発表した。

 新築分譲マンション、賃貸マンション、リノベーション事業における(1)住宅の内部空間づくりにおける資源循環型モデルの確立、(2)多様化する生活スタイルや家族の形に対応できる住空間の提案についての研究を進める。(1)では、サステナブル・リサイクル建材をベースにした家具の企画・デザイン、資源循環を考慮した分解しやすい構造の検討や資源回収ルートの確保などを検討。(2)では、テレワークや趣味の活動などさまざまな暮らし方に対応する空間や家具の企画・デザインなどを考案する予定。

 三菱地所レジデンスは、同社100%子会社の(株)メックecoライフの協力を得て、商品およびデザイン提案、ニーズ調査等に取り組む。JSは(独)都市再生機構(UR都市機構)の集合住宅団地におけるサポート業務の実績および技術力を生かし、商品の基本設計・実施設計、技術開発を進めていく。

 なお、三菱地所レジデンスとJSは、すでに環境負荷の低減を考慮した段ボール素材(ふすま芯材)を利用した、テレワークブース等の試作品を制作。JSの研究開発施設内のモデルルームに設置している。

この記事の用語

サステイナビリティ

環境や社会経済が安定的に長く持続することまたは持続できる性質。英語のSustainability。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。