不動産ニュース / 開発・分譲

2022/11/24

長谷工、環境配慮型コンクリートの普及を促進

「(仮称)大田区上池台 5 丁目計画 新築工事」外観イメージ

 (株)長谷工コーポレーションは22日、(株)長谷工不動産が手掛ける分譲マンションプロジェクト「(仮称)大田区上池台 5 丁目計画 新築工事」(東京都大田区、総戸数42戸)の建物地上部分全面に独自開発した環境配慮型コンクリート「H-BA コンクリート」(特許取得済)を採用すると発表した。

 「H-BA コンクリート」はコンクリート材料に由来する温室効果ガス排出量を約20%削減できる環境配慮型コンクリート。従来のコンクリートに置き換えて使用可能。同社は2021年には約100万立方メートルのコンクリートを使用しており、これを同コンクリートに置き換えると約5万t(約360万本の杉の年間吸収量に相当)の温室効果ガスを削減できる。

 これまで、分譲マンション「ルネ横浜戸塚」(横浜市戸塚区)の回廊床や、学生向け賃貸マンション「学園東町プロジェクト」(神戸市西区)等で採用してきたが、このほど国土交通省から住宅性能表示に係る「特別評価方法認定」を国土交通省から取得。住宅性能表示を行なう分譲マンションにも採用できることとなった。

 「(仮称)大田区上池台 5 丁目計画 新築工事」は、都営浅草線「西馬込」駅徒歩12分に立地。鉄筋コンクリート造地上5階建て。23年11月に竣工する予定。

 関西地区でも住宅性能表示を行なう物件の開発を計画しており、今後も長谷工グループの案件で同コンクリートを採用していく。他社事業案件においても同コンクリートの普及を促進していく。

この記事の用語

温室効果ガス

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