三菱地所(株)は1日、イノベーション施設「EGG JAPAN」(東京都千代田区)を「EGG」に改称、増床リニューアル・リブランディングを行ない再始動したと発表した。
同社は2000年より、ベンチャー支援組織「丸の内フロンティア」を立ち上げ、07年に「EGG JAPAN」を開設。日本・海外の成長企業の事業拠点として運営してきた。今回のリニューアルを通じ、今後一層国内外の成長企業の集積を図り、新しい技術やビジネスを推進する企業間の協業・共創機会にあふれるまちとして、エリアの付加価値向上を目指す。
施設全体を約1,900平方メートルから約2,300平方メートルに拡張。オフィスエリアは、約1,400平方メートルから約1,650平方メートルに拡張した。新たに会議室やソロワークブースを設置し、多様な働き方に対応する。イベントスペースは、収容人数を100名から130名に拡大し、音響機器も拡充。ラウンジスペースは約90平方メートルから約400平方メートルに拡大し、バーとカフェを併設したほか、フォンブースやワークスペースも設置した。
これまでの「EGG JAPAN」には、「事業開発支援オフィス」と、同社が運営するインキュベーションビジネスクラブ「東京21cクラブ」の2つのスペース(施設)が包含されていた。今回のリブランディングを機に、東京21cクラブもオープンイノベーションコミュニティ「The M Cube」にリブランド。「EGG」=ハード(施設名称)、「The M Cube」=ソフト(丸の内における起業家・スタートアップ支援ネットワーク)と位置付けを変更し、「丸の内で働くハブ」の機能を強化していく。
現在、「EGG」には24社(海外19社、国内5社)が入居。「The M Cube」には約500名の会員が属している。
