不動産ニュース / 開発・分譲

2022/12/16

「たまプラーザ」駅前にシェアキッチン/東急

「grow up commons」内のシェアキッチン「FORT MARKETたまプラーザ」内装イメージ。本格的なスイーツ類の販売・通販、イベント出店販売などにチャレンジできる菓子製造スペースを用意

 東急(株)は、東急田園都市線「たまプラーザ」駅前において、オフィス・シェアキッチンを備えた施設「grow up commons」(横浜市青葉区)を1月16日に開業する。

 「たまプラーザ」駅徒5分に立地する同社保有の複合施設「ROOF125」A棟1階部分をリニューアル。同社社員の多摩田園都市(「梶が谷」駅~「中央林間」駅)エリアにおけるテレワーク拠点として活用しながら、横浜市青葉区初のシェアキッチン「FORT MARKETたまプラーザ」も併設する。面積は約61.32平方メートル。

 「FORT MARKETたまプラーザ」は、オープンやフライヤーなど本格的な業務用厨房設備のほか、冷凍ショーケース、イートインスペース等も備え、誰もが“食のビジネス”にチャレンジできる環境を整えたシェアキッチン。2つの独立した厨房スペースに2事業者が同時に出店できる。出店に係る初期費用・保証料、販売金額に応じた手数料は不要。使いたい厨房、時間帯を選び、営業回数分のチケットを1ヵ月ずつ購入するチケット制を採用する。

 今後、横浜市などによる創業支援の取り組みと連携を図りながら、空き物件情報の提供による独立出店の後押し、同社イベントでの出店依頼などを行ない、多摩田園都市エリア発の事業者を増やしていきたい考え。

 同社は2012年、横浜市と包括連携協定を締結。田園都市線沿線の住宅地が抱えるさまざまな課題の解決を目的とした住民参加型プロジェクト「次世代郊外まちづくり」を推進している。22年には“生活者起点”での新たなまちづくり「nexus構想」を始動するなど、郊外エリアの活性化に注力している。

「grow up commons」オフィス区画内装イメージ。利用者が少なくなる土日祝日はシェアキッチンのイートインスペースとして活用する

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆