不動産ニュース / 開発・分譲

2023/1/10

千代田区富士見で隈研吾デザインのマンション

「ブランズ千代田富士見」完成予想図。デザイン監修に隈研吾建築都市設計事務所を起用し、「ギザギザ」を施した石張りで、繊細な陰影を表現する
敷地の水盤を取り囲む歩行者動線上には木調仕上げの庇を架ける

 東急不動産(株)は10日、14日にオープンする分譲マンション「ブランズ千代田富士見」(東京都千代田区、総戸数69戸)のマンションギャラリーを報道陣に公開した。

 同物件は、東京メトロ東西線他「九段下」駅徒歩5分、同線他「飯田橋」駅徒歩6分に立地する、鉄筋コンクリート造(免震構造)、地上18階地下1階建てのマンション。約2,800平方メートルの建設地は、個人宅とビル跡地を集約、取得したもの。千代田区内でも高台となり、番町エリアに並ぶ文教・住宅地「富士見」エリアに位置し、暁星小学校・中学校・高等学校が隣接。南面に靖国神社、日本武道館、皇居千鳥ヶ淵を望む。

 「環境先進マンション」のフラッグシップ物件と位置付け、ZEH-Orientedと低炭素建築物認証を取得。各住戸にエネファームを設置、屋上へ太陽光パネルを設置するほか、駐車場屋上を緑化するなどして緑化率22%を確保。駐車場の38%へのEV充電器設置、デジタルツインを活用した接客なども導入する。

 また、デザイン監修に隈研吾建築都市設計事務所を起用。建物外観には、スペイン産の石をスライスし、繊細なギザギザの意匠を施したものを貼り込み、石の質感を上層部にまで設え、太陽の動きで見る時間により異なる表情を見せるようにした。また、水盤を囲むように歩行者動線を設け、エントランスまで木調の庇を架けている。同日会見した隈 研吾氏は「千代田富士見に流れる時間と歴史の重みが感じられるよう、細かな陰影を生むディティールにより繊細な表情を与えた。ヒューマンスケールの親しみと格調が感じられるファサードとした」などと抱負を語った。

 住戸は、1フロア4・5戸で、16~18階の3フロアは1フロア2戸のプレミアム住戸となる。間取りは2LDK・3LDK、専有面積約72~210平方メートル。リビング天井高は2,750mmで、全居室を折り上げ天井としたほか、タイル張りのホール、鏡面仕上げの建具、天然石張りのキッチン、洗面所、ガス乾燥機などが標準。北側住戸は学校からの騒音を抑えるため二重サッシとした。プレミアム住戸は天井高が3,000mmとなるほか、キッチンが海外製となる。全戸、オーダーメイドに対応。各階に宅配ロッカーを設置。エントランスホールや待合室等の共用部は御影石仕上げで、共用施設として地階にゴルフシミュレーターを設ける。

 1期販売は2月下旬に開始予定。販売予定価格は1億4,000万~10億円。坪単価は1,026万円で、同社の「ブランズ」ブランドマンションでは過去最高。12月まで既存顧客等を対象としたインナー販売を行ない、反響200件、来場150組を集め、すでに4割が販売済み。購入者は40歳代を中心とした企業経営者や医師、ライセンサーなど。セカンド使用を含めた実需購入が8割、投資が2割。純粋な住宅街である番町と比較し、住宅街としての落ち着きがありながら駅が近く利便性も高い点が評価されているという。

モデルルームリビング。天井高は2,750mm。プレミアム住戸は3,000mmを確保する
すべての居室は折り上げ天井仕上げ

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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