不動産ニュース / 開発・分譲

2023/2/17

駅前・タワーに高評価/東急不他「十条」

「ザ・タワー十条」完成予想図

 東急不動産(株)は、日鉄興和不動産(株)と共同で開発中の分譲マンション「THE TOWER JUJO (ザ・タワー十条)」(東京都北区、総戸数578戸(販売対象住戸394戸))の1期4次23戸の登録受付を、23日から開始する。

 同物件は、「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」の住宅部分。JR埼京線「十条」駅前徒歩1分に立地。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上39階地下2階建て。住戸は5~39階に位置、1LDK~4LDK、専有面積は41.41~127.37平方メートル。同区内の新築分譲マンションでは、最高層となる。竣工は2024年9月末の予定。1~4階にスーパー、事業協力者店舗、北区の公益施設等が入り、同再開発とともに十条駅前のロータリーや地下駐輪場等も整備される。周辺住民の憩いの場として、建物周囲や基壇部のオープンスペースがふんだんに緑化されるのも特徴。

 住戸は、5~28階が標準仕様(スーペリアクラス)、29階以上は無償オプションの幅が広がり、38・39階の20戸はプレミアムクラスとして、建具や面材等のグレードが上がり、設計変更等も可能となる。平均専有面積74平方メートルというゆとりあるプランがウリ。天井高は2,550~2,650mm。ディスポーザー、食洗器、グロエ水栓、ミストサウナなどが標準。

 22年9月23日に1期1次の販売を開始。1期2次・3次含め、20階以上の高層階中心に149戸を供給し、現時点の残戸数は12戸。最高価格3億円の住戸は販売済み。1期4次は、3LDK、専有面積約66~126平方メートル。予定販売価格は9,200万円台~2億4,900万円台。坪単価は約480万円。これまでのエントリー数は8,500件超。モデル来場組数は723組。

 購入者は、地元北区が約2割、隣接する板橋区、豊島区、新宿区など含め都内在住が約6割。埼玉県川口市など埼京線沿線在住が約1割。駅前立地、エリア再高層のタワー、再開発による利便性等が評価され、広域に集客している。

スーペリアクラスのモデルルーム(専有面積約76平方メートル)。在宅勤務もするDINKSの入居をイメージ。リビングの一画をワークスペースとして提案
プレミアムクラスのモデルルーム(専有面積約127平方メートル)

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市街地再開発事業

都市計画で定められた市街地開発事業の一つで、市街地の合理的で高度な利用と都市機能の更新を目的として実施される事業をいう。既成市街地において、細分化されていた敷地の統合・共同化、共同建築物の建設、公共施設の整備などを行なうことにより、都市空間の高度な利用を実現する役割を担う。

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