不動産ニュース / 開発・分譲

2023/2/20

集約販売拠点でマンション共創PJをプレゼン

ブルーモアコンセプトブース内のハーフモデル。「アート」や「緑」に囲まれた生活をイメージ。ブルーモア仕様の設備仕様で固められている
寝室、水回りとつながったユーティリティスペース。デスクワーク場所としてだけでなく、クローゼットとしても機能する

 東京建物(株)は、このほどオープンした新築分譲マンションの集約販売拠点「Brillia Gallery 新宿」(東京都新宿区)に、ユーザーとの共創プロジェクト「bloomoi(ブルーモア)」のコンセプトブースを設け、顧客へのプレゼンテーションと、新たな商品開発のための情報収集を行なっていく。

 同プロジェクトは、2012年に活動をスタート。主として「働く女性」へのヒアリング等を通じ、インテリア性を重視した「コダワリキッチン」や“通いたくなるごみ置き場GOMMY”など、マンションの商品企画に反映してきた。活動開始から10年経ったことから、今後は共創の幅を働く女性からさらに拡げ、より多様な人々の声を反映した商品企画とサービスの提供を目指している。

 コンセプトブースでは、これまで開発してきた約100の商品企画のうち、代表的なもの72をパネルにして展示。水回りとリビングを中心としたハーフモデルルームでは、「アート」と「緑」をテーマとした暮らしをアピールするほか、クローゼットとワークスペースを兼ねた「ユーティリティスペース(居室扱い)」も提案している。また、常設展示の「ブリリアコンセプトショールーム」を合わせ、現在ラインアップしている3つのキッチンすべてを確認できるようにした。

 「Brillia Gallery 新宿」は広さ約200坪。同コンセプトブースのほか、3LDK・72平方メートルの同社の標準的マンション間取りと商品企画を再現したコンセプトショールーム、眺望・間取り・設備・インテリアなどが確認できるVRコーナーを設置。VRコーナーでは、約200インチの壁面へ1物件につき最低2住戸以上の間取りを投影。実寸大に近いスケールで居室の確認ができる。

 今後、都内の中小規模物件(100戸以下)の販売活動の拠点とする。販売初弾は「Brillia三河島 Station Front」(東京都荒川区、総戸数56戸)。今年度は3物件前後の販売を計画している。

ブルーモアでのヒアリング結果等で反映された主要な商品企画をパネル展示
写真裏にはユーザーの声や開発者の想いが記載されている

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