東急(株)は2月28日、ホテル・リゾート事業子会社の(株)東急ホテルズと(株)東急シェアリングを再編すると発表した。準備会社として、「TKホテル準備(株)」を設立。4月1日付で東急ホテルズの運営機能と、東急シェアリングを吸収合併し、「東急ホテルズ&リゾーツ(株)」に商号変更する。
新会社はホテルの運営に特化。これまでに取り組んできた多岐にわたるホテル運営実績と東急グループの総合力を組み合わせ、質の高いホテル運営力を強みとして運営受託店舗を獲得していく。東急ホテルズはホテル経営に専念。ホテル物件を賃借し、運営を新会社に委託していく。
新会社の始動に伴い、グループのホテル・リゾート事業のブランドも再編。従来の「東急ホテル」「エクセルホテル東急」「東急REIホテル」に、東急が展開する会員制滞在型リゾートブランド「東急バケーションズ」をラインアップに加える。また、新ブランド“群”として「DISTINCTIVE SELECTION」を新設する。個別ブランドを設定する「単独型」と複数店舗にブランド展開する「展開型」の2種で構成。「単独型」では、5月に東急歌舞伎町タワーに開業予定の「BELLUSSTAR TOKYO」などをラインアップ。「展開型」については、ライフスタイルホテルとして新たに設定する「STREAM HOTEL」などで構成する。
会社およびブランドの再編を行なうことで、経営・運営の分離と各機能の強化を図ることで収益性向上を目指す。