不動産ニュース / イベント・セミナー

2023/3/14

不動産価値、オペレーションにも注目を/JAREC

研修会の様子

 NPO不動産カウンセラー協会(JAREC)は13日、霞が関コモンゲート西館(東京都千代田区)で「一般研修会」をオンライン・オフラインのハイブリット方式で実施した。

 「メタバースの衝撃 仮想空間と融合する都市・不動産の行方」をメインテーマに、国土交通省都市局都市政策課企画専門官の鈴木 豪氏が「まちづくりDXのデジタル・インフラ『Project PLATEAU(プロジェクト プラトー)』」と題して講演。鈴木氏はプラトーの概要を説明した後、官民による多数のユースケースを紹介した。防災エリアマネジメントや、観光コンテンツの造成、自動運転への活用、ドローンの自律運航システム開発など、分野を問わず活用が進んでいること語った。鈴木氏は「今後、プラトーに加えて、建築BIMや不動産IDといった建築・不動産分野との連携により、より一層のDXが期待できる」などと話した。

 続いて、阪南大学流通学部准教授の池澤威郎氏が「メタバースとリアル不動産-商業不動産と顧客接点のデザイン-」をテーマに講演した。同氏は、現在流通業界で進んでいるメタバース活用の動きについて説明。異なるメタバース同士がアバターなどユーザー情報を共有し、相互乗り入れすることができない現状では難しいとした前置きした上で、今後については「バーチャル空間からリアル店舗への顧客誘引を図るオペレーションが、商業不動産の価値判断に影響を与える可能性がある。不動産鑑定をする場合には、そのような点にも着目してもらいたい」などと話した。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。