不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/17

大和ハ他、福岡市に九大と連携した研究開発拠点

「いとLab+」の完成予想図

 大和ハウス工業(株)は17日、西部ガス都市開発(株)と共同で、研究開発次世代拠点「いとLab+(いと・らぼ・ぷらす)」(福岡市西区)を、4月8日に開業すると発表した。

 同施設は、ダイハツ九州(株)所有地と市有地を活用い、九州大学と連携した次世代研究開発拠点の形成を目的に公募され、大和ハを代表企業とするグループが採択されたもの。

 研究施設および商業施設、賃貸住宅などで構成する複合施設で、JR筑肥線「九大学研都市」駅までバス9分。敷地面積は3万1,224.68平方メートル、研究施設棟・商業棟・賃貸住宅棟など5棟の建物を配置する。総延床面積は2万8,296平方メートル。

 研究開発棟にはレンタルラボ・レンタルオフィス約60室、コワーキングスペース、会議室、ラウンジ等を配置。大企業からスタートアップまで幅広い規模・業種の企業が入居でき、さまざまな研究開発に対応できるよう、部屋の分割や拡張も可能だ。九州大学の産学連携部門の入居も決定しており、他の入居企業との連携も期待できる。

 賃貸住宅棟(総戸数537戸)の各住戸は専有面積約18、約20、約28平方メートルの家具・家電付きワンルームで、管理運営は(株)学生情報センターに委託する。食堂や交流ラウンジも設置している。また、商業棟には飲食店やライフスタイル提案型書店を誘致。このほかにも学習塾や観葉植物店が出店する。

 同施設は、開業後も福岡市や九州大学との連携・協働を促進。産官学連携による研究開発・交流拠点としての役割を果たしていく。

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