東京建物(株)は27日、スタートアップの集積拠点「xBridge-Tokyo(クロスブリッジトウキョウ)」(東京都中央区)の拡大移転を発表した。XTech(株)と連携して運営している施設。2018年に東京建物本社ビル内にオープンし、20年にはTGビルディングに移転。入居企業のステージアップにより、広い執務空間やイベント等が開催可能な空間へのニーズが出てきたことから、規模を拡大して2回目の移転を行なった。今後も継続してスタートアップの成長の支援などを行なう。
新たな拠点は、福岡ビル(東京都中央区)の6階で、施設面積は687.34平方メートル。内装・什器付き個室と、入居者同士が交流できるイベントスペース等で構成している。個室空間をこれまでの拠点と比べて大幅に増やしており、施設内の合計席数は、これまでの約2倍となっている。
これまでの拠点同様、従前の入居企業が残した壁や天井をなるべく生かすといったサステナブルな設計・施工にこだわっており、入口バーカウンターや壁面などにものづくりやアートの要素を取り入れている。
なお、同施設には23年2月時点で累計49社(うちスタートアップ41社)が入居。スタートアップ41社の約4年間での累計資金調達額は107億円超に達した。