(株)ライナフは30日、(独)都市再生機構(UR)中部支社が、ライナフが提供するスマートロック機能を活用した「スマート置き配」サービスを、名古屋市内のUR賃貸住宅に試験導入したと発表した。UR賃貸住宅では、初の導入事例となる。
オートロックエントランスのあるUR賃貸住宅では、セキュリティの問題から玄関前の置き配の利用は難しく、宅配ボックスも数に限りがあり、満杯時には使用ができない等の課題があった。そこで、ライナフの「スマート置き配」サービスを導入することで、再配達の削減と入居者の利便性を向上させる。
「スマート置き配」サービスは、オートロックエントランス部分に、スマート置き配対応のスマートロックを設置。システムに登録している配達業者であれば、オートロックを解除して置き配できる仕組み。入居者がECサイトで注文時に「置き配」指定をした時のみ、オートロックの解除が可能となる。
同サービスを導入するのは、名古屋市内の22団地・5,542戸。対象住棟ごとに順次デバイス取り付けを行ない、工事完了後約2週間後からサービスを提供していく。