不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/5/1

住宅Cは過去最高売上高/積水化学23年3月期

 積水化学工業(株)は4月28日、2022年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~23年3月31日)は、売上高1兆2,425億2,100万円(前期比7.3%増)、営業利益916億6,600万円(同3.1%増)、経常利益1,042億4,100万円(同7.5%増)、当期純利益692億6,300万円(同86.9%増)。

 住宅カンパニーでは、自然災害の深刻化などを背景にエネルギー不安が高まる中、新築住宅、リフォーム、まちづくりの各事業でスマート&レジリエンスを訴求。新築住宅事業では新分譲地ブランド「ユナイテッドハイムパーク」を10月に立ち上げた。また、自社サイトを活用したウェブマーケティングの強化に加え、分譲・建売住宅の拡販に注力。リフォーム事業では、定期診断の拡充や提案力強化に努めた。
 その結果、同カンパニー全体の売上高は5,373億円(同4.3%増)、営業利益は328億円(同7.0%減)を計上。新築住宅、リフォーム、不動産、まちづくりの各事業が増収となり、過去最高売上高となったものの、新築住宅事業を中心に部材価格高騰の影響を受け、減益となった。
 受注状況は、新築住宅事業で、コロナ禍や物価上昇による購買意欲減退の影響などにより、棟数が前期を下回った。リフォーム事業では、蓄電池などの拡販により金額が前期を上回った。

 次期は、売上高1兆3,120億円、営業利益1,000億円、経常利益1,030億円、当期純利益700億円を見込む。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。