不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2023/5/15

新中計、26年度売上高2,800億円へ/ナイス

 ナイス(株)は12日、2023年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(22年4月1日~23年3月31日)は、売上高2,363億2,900万円(前期比3.0%増)、営業利益52億9,200万円(同48.2%減)、経常利益49億4,900万円(同48.4%減)、当期純利益37億8,000万円(同15.7%減)の増収減益となった。

 主力の建築資材事業は、業績が堅調に推移し、売上高1,843億1,100万円(同1.7%増)、営業利益40億6,800万円(同61.7%減)に。営業利益は、ウッドショックの影響を受けた前年度を除き過去最高水準となった。
 住宅事業は、一戸建住宅事業の戸建住宅売上計上戸数が246戸(同68戸減)と減少したが、マンション事業は免震マンション3棟が全戸計上となり、マンション売上計上戸数が362戸(同169戸増)に。その結果、売上高415億3,000万円(同10.5%増)、営業利益17億5,600万円(同472.7%増)となった。

 次期は、売上高2,440億円、営業利益45億円、経常利益40億円、当期純利益38億円を見込む。

 併せて、24~26年度を計画期間とする「中期経営計画」を発表した。

 前中期計画(21~23年度)の目標を、前倒しで達成したことから、新たに計画を策定。主要事業の建築資材事業における国産木材比率の上昇を見据え、強固なサプライチェーンの構築や住宅事業における免震マンションの供給拡大を目指していく。

 最終年度の目標値(26年3月期)は、売上高2,800億円、営業利益80億円、経常利益75億円、当期純利益50億円。

 また、創立100周年となる50年を見据えた環境目標も策定。26年は、同社グループにおけるカーボンニュートラルの達成、30年は森林育成と木材利活用によるカーボンニュートラル社会実現への貢献、50年はALLバリューチェーン・カーボンニュートラルへの挑戦を掲げた。

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マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

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