不動産ニュース / その他

2023/5/22

神奈川県初のバイナリー発電をホテルに導入/西武G

 西武グループは22日、「箱根湯の花プリンスホテル」(神奈川県足柄下郡箱根町、総客室数59室)にバイナリー発電設備を導入すると発表した。同発電設備を導入するのは、同社グループとしても、また、神奈川県内の施設としても初。

 同ホテルは、箱根登山鉄道「小涌谷」駅から車で約12分に立地する。同グループの(株)西武リアルティソリューションズが所有、(株)西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営している。

 これまでも温泉熱を活用したグリーンエネルギーにより冷房暖房および給湯を使用してきた。今回温泉熱を利用したバイナリー発電を導入することで、温泉熱をこれまで以上に活用できるようになり、同施設で利用する電力の約20%を賄うことが可能となる。それにより、同施設の年間CO2削減量は187t-CO₂(森林面積約21.3ha分相当)となり、CO2排出量も63%削減できる。

 なお、バイナリー発電とは、加熱源により沸点の低い媒体を加熱・蒸発させ、その蒸気でタービンを回す発電方式で、地熱発電などで利用されている。

 稼働開始は6月1日。

バイナリー発電の仕組み

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。