
(株)小田急ハウジングは7日、SE構法木造4階建ての物件が4月に竣工したと発表した。
東京都城西エリアで初の取り組み。SE構法は(株)エヌ・シー・エヌ(NCN)が提供する、ラーメン構法を木造住宅に取り入れた構法。木造ながら高い耐震性を備える点や、大空間・大開口を実現できるなど設計自由度が高い点が特徴。小田急ハウジングはNCNが認定する「重量木骨の家・プレミアムパートナー」として、これまでもSE構法を用いた住宅・非住宅の開発を手掛けてきた。
同物件は、建築面積60.98平方メートル。延床面積237.19平方メートル。SE構法の特徴を活かし、1フロア60平方メートルを超える柱のない空間を実現した。竣工後は住宅兼事務所として個人が所有する。
小田急グループは2021年8月に「小田急グループ カーボンニュートラル2050」を策定しており、今回のような建築物の木造化の推進を通じ、脱炭素・環境負荷低減に向けた取り組みを引き続き進めていく。