不動産ニュース / ハウジング

2023/6/20

積水ハ、戸建てのインテリア提案内容を大幅刷新

「静(せい)」の内装イメージ(写真提供:積水ハウス(株))
「優(ゆう)」のイメージ(写真提供:積水ハウス(株))

 積水ハウス(株)は20日、戸建住宅におけるインテリア等の新たな提案「life knit design(ライフニットデザイン)」の始動に当たって、記者会見を開催した。30日よりサービスを開始する。

 これまで同社が提案してきた「長く住める家」に顧客の”感性“を反映し、「長く住み続けたい家」を提案すべく、インテリア(床・壁・天井の部材+家具や小物)やエクステリアの提案手法を一新。5,000万円以上の中級~高級価格帯の戸建商品で導入していく。

 インテリアは、空間における色や素材、カタチなどから受ける印象を言語化し導き出した「6つの感性フィールド」を提案する。「静(せい)」「優(ゆう)」などの6つの感性フィールドは、一般雑誌の分析や、顧客実例などのデータベースの中から約6,600点を半年かけて同社スタッフ等が分析し、美しいビジュアル画像から受ける印象を言語化した。また、約3,000点以上のインテリアのコア部材を総点検。経年変化を味わえる素材や環境に配慮した素材など約2,200部材にまで絞り込んだ。「顧客の趣向に合わせて、例えば内装材は『静』、家具は『優』といった別々のテーマで提案することも考えられる」(同社業務役員デザイン設計部長・矢野直子氏)という。

 エクステリアは、まち並みや緑との調和を重視したプランを提案する。日本の美しい景観に共通する色の法則「明度グラデーション」を分析し、(株)日本カラーデザイン研究所との共同研究によって最適な色を特定。オリジナル外壁色等をラインナップへ反映する。

 また、1日には、顧客のインテリアの趣向を分析できる専用ページを同社会員サイト内にオープンした。顧客があらかじめ掲載されているサンプル写真に「いいね」を押したり、感想を記すことで、顧客の好みを同社担当者に共有できる。同社は同情報を基に最適なインテリア提案を行なう。加えて、全国の支店ベースにあった仕様打ち合わせのショールーム等を「life knit atelier」に刷新。全国84ヵ所で展開する予定。同アトリエでは、部材のサンプル等を設置し、顧客は実際に目で見て触って選択することができる。

 同社代表取締役社長執行役員兼CEOの仲井嘉浩氏は「お客さまの住まいへの“愛着”を育み、“長く住み続けたい”良質な住宅ストック形成を目指すべく今回の新デザインの内容を決めた。流行り・廃りや変化が激しいテイストを軸に考えた従来のデザイン提案から、大幅に変更している。住まいのソフト提案の強化を行なうことで、差別化を図っていく」と述べた。

 なお、「life knit design」を採用し、オリジナルのテキスタイルを基にした服や雑貨等を展開する「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」のデザイナー・皆川 明氏とコラボレーションしたモデルハウス「HUE(ヒュー)」を、駒沢シャーウッド展示場(東京都世田谷区)に建設した。同ブランドのテキスタイルをインテリア各所に採用している。今後もクリエイター等と協業したインテリア提案も積極的に行なっていく。

「life knit atelier」(写真提供:積水ハウス(株))

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インテリア

本来は、建物の内部空間の全体を指す言葉である。住宅の場合でいえば、室内の天井・壁・床の内装材と、家具・調度品のすべてが「インテリア」である。また一般的には、家具と調度品のみを「インテリア」と呼ぶことも多い。

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