不動産ニュース / 開発・分譲

2023/6/23

多彩な交流支援と住環境に評価/東急不「本郷台」

「ブランズシティ本郷台」外観
敷地内には約2,700本もの樹木を配した
中庭状のBBQひろばにはキッチンカーを入れることが可能。入居者間や地域住民との交流の場としていく

 東急不動産(株)は23日、積水ハウス(株)と共同で開発を進めてきた大規模分譲マンション「ブランズシティ本郷台」(横浜市栄区、総戸数458戸)を、報道陣に公開した。

 同物件は、JR根岸線「本郷台」駅徒歩7分(最短)に立地。約1万700平方メートルの敷地は、NTTの社宅跡地。「ゲートテラス」(221戸)、「リバーサイドテラス」(135戸)、「フィールドテラス」(102戸)の3街区に分け開発を進めてきた。(株)長谷工コーポレーション施工の建物は、鉄筋コンクリート造地上5階建て、延床面積約1万7,600平方メートル。2021年4月~23年4月にかけ全街区が竣工済み。

 周辺は低層住宅街で、それらとの親和を図るため、敷地内に2,700本を超える樹木を配している。スケールメリットを生かし、各街区に多彩な共用施設を設けており、住民は街区を問わず利用できるようにしている。2つの集会室、ピザ窯を設置したパーティルーム、最大6名が宿泊可能なゲストルーム、テレワークスペースを確保したライブラリールーム、BBQ設備の貸し出しを行なうBBQひろば、ペットのグルーミングルーム、ランドリールーム、マッサージ器を置いたラウンジなどを用意した。

 これらの共用部を居住者交流の場として活用するためのきっかけづくりとして「コミュニティサポートプログラム」を導入。居住者による自由な交流イベント活動をサポートするだけでなく、地元自治会とも連携して地域との交流を生み出す仕掛けづくりをサポートする。

 住戸は、2LDK+S~4LDK、専有面積約65~90平方メートル。直床・二重天井、天井高2,500mm。ディスポーザー、食洗器、ユニットトイレなどが標準。現在先着順販売中の「リバーサイドテラス」15戸は、2LDK+S・3LDK、専有面積約72平方メートル。販売価格は、4,798万~5,148万円。坪単価は約220万円。
 20年7月から資料請求受付を開始。これまで3,200組の反響を集めた。同年10月にモデルルームをオープン。来場者数は約1,700組。458戸中約360戸が販売済み。来場者は、20代後半~30代中盤のファミリー、プレファミリーが中心。地元栄区など横浜市内が約6割、神奈川県内が8割弱。値ごろ感に加え、住環境の良さ、隣駅となる大船周辺の繁華性や利便性などが評価されている。

ワークスペースを兼ねたライブラリー
ゲストルームはフローリング仕上げ
モデルルーム

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。