
日本GLP(株)は4日、同社が開発を進めてきた「GLP ALFALINK流山」(以下、「ALFALINK流山」)の最終開発となる「GLP ALFALINK 流山4」(以下、「流山4」)を竣工。「ALFALINK流山」全棟が完成した。
「流山4」は敷地面積4万3,738平方メートル、地上4階建て。延床面積は10万4,421平方メートル。各棟の中でも特にウェルネスの増進に力を入れており、各階にリフレッシュエリアを設けたほか、バスケットやフットサルなどが楽しめるアリーナと、そこから連続する屋上庭園を設けた。アリーナの隣には温かい食事を提供するレストランも開設した。アリーナは地域に開放。定期的なイベントの開催も予定しており、働く人同士や地域社会とのつながり創出を支援する。西濃運輸(株)や(株)ジャパネットホールディングスなど8社の入居が決定しており、満床で竣工を迎えた。
全体完成となった「ALFA流山」は、8棟構成。総延床面積は93万1,200平方メートルに及ぶ。現在60社以上が入居し、6,000人以上が就業する。ラウンジスペースやシェアキッチン、コワーキングスペース、保育所など、従来の物流施設にはなかった共用施設を多数備える。2021年11月のまちびらきイベントを皮切りに、サマーフェスタや施設見学会など、これまで100件以上のコミュニティイベントを開催。現在では、各地域団体や入居テナント、パートナー企業が主体となり、新たなコミュニティが形成されている。
同日会見した代表取締役の帖佐義之氏は、「物流施設と言えば機密性を最優先し、関係者以外立ち入り禁止といったものものしいものだった。われわれはそれとは真逆の、地域の方をウェルカムの施設としたら、大変喜んでもらえている。全8棟が竣工時点で満床だったのは開発業者としては大変うれしい」とほおを緩ませた。
ALFALINKブランドの物流施設開発は、「GLP ALFALINK相模原」(神奈川県相模原市)が今年5月に全体竣工しているほか、「茨木」(大阪府茨木市)を24年以降、「尼崎」(兵庫県尼崎市)を25年以降、そして「昭島」(東京都昭島市)を26年以降にそれぞれ着工予定。
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