不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/8/4

景気DI、不動産は2ヵ月連続で悪化/TDB

 (株)帝国データバンクは3日、2023年7月の「TDB景気動向調査」結果を発表した。有効回答数は1万1,265社。

 同月の景気DI(0~100、50が判断の分かれ目)は45.2(前月比0.2ポイント増)となり、2ヵ月ぶりに改善した。10業界中6業界で改善。地域別では、10地域中7地域が改善、3地域が悪化した。人手の増加や猛暑などで季節もの消費が下支えし、小幅ながらプラスに転じている。

 「不動産」は48.8(同1.5ポイント減)と2ヵ月連続の悪化となり、50を下回った。「地価の上昇や人件費など建築資金の上昇のほか、税金対策に係る金融機関の融資姿勢の厳格化が悪影響を及ぼし始めている」(建物売買)といった声が聞かれた。

 先行きについては、「外国人による投資向けとしての不動産取得が顕著であるが、供給すべき物件が不足気味であり、価格が高騰傾向にある」(貸事務所)、「不動産市況、ホテル宿泊市況ともに堅調な推移を見込んでいるが、今後の日銀の金利政策に左右される」(不動産管理)など、ややポジティブな意見も見られた。

 今後の国内景気について、同社は「設備投資の拡大や対面サービスをベースに、緩やかな上向きで推移する」と予測している。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。