不動産ニュース / 開発・分譲

2023/8/7

千葉に国内物流施設の旗艦物件/西日本鉄道

「にしてつ関東ロジスティクスセンター」完成イメージ

 西日本鉄道(株)は4日、同社国内物流施設のフラグシップとして「にしてつ関東ロジスティクスセンター」(千葉県習志野市)を開設すると発表した。同社国際物流事業本部の関東物流拠点を拡大することが目的。

 東関東自動車道「湾岸千葉」ICから車で約7分に立地。関東域内の集配送のほか、羽田・成田空港、横浜・東京港から40㎞圏内と、航空・海上輸送サービスの提供に適した場所に位置する。敷地面積8,844平方メートル。一部鉄筋コンクリート造4階建て、延床面積1万9,322平方メートル。

 各階天井高5.5m、床荷重1平方メートル当たり1.5t。半導体などの精密機器の保管や冷蔵保管にも対応する。顧客に代わって商品を預かり、流通加工等入庫以降の各作業を代行する「フルフィルメントセンター」としての提供も行なう。
 集配トラックの適正な運行管理を実施するほか、DXの推進として、AIを活用した保管ロケーション管理、無人搬送ロボットも活用。また、ESGの取り組みとして、太陽光パネルの設置によるクリーンエネルギーの活用、環境に優しいリチウムイオンバッテリーを搭載したフォークリフトの運用拡大などを進めていく。その他、リフレッシュスペースや女性用パウダーコーナーなども整備する。

 開設日は2024年1月の予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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