
西日本鉄道(株)は4日、同社国内物流施設のフラグシップとして「にしてつ関東ロジスティクスセンター」(千葉県習志野市)を開設すると発表した。同社国際物流事業本部の関東物流拠点を拡大することが目的。
東関東自動車道「湾岸千葉」ICから車で約7分に立地。関東域内の集配送のほか、羽田・成田空港、横浜・東京港から40㎞圏内と、航空・海上輸送サービスの提供に適した場所に位置する。敷地面積8,844平方メートル。一部鉄筋コンクリート造4階建て、延床面積1万9,322平方メートル。
各階天井高5.5m、床荷重1平方メートル当たり1.5t。半導体などの精密機器の保管や冷蔵保管にも対応する。顧客に代わって商品を預かり、流通加工等入庫以降の各作業を代行する「フルフィルメントセンター」としての提供も行なう。
集配トラックの適正な運行管理を実施するほか、DXの推進として、AIを活用した保管ロケーション管理、無人搬送ロボットも活用。また、ESGの取り組みとして、太陽光パネルの設置によるクリーンエネルギーの活用、環境に優しいリチウムイオンバッテリーを搭載したフォークリフトの運用拡大などを進めていく。その他、リフレッシュスペースや女性用パウダーコーナーなども整備する。
開設日は2024年1月の予定。