不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/8/8

ホテル・旅館への投資意欲が上昇/長谷工LN

 (株)長谷工ライブネットは8日、「不動産投資に関する調査(2023年6月)」の結果を公表した。調査は20年から実施しており今回で4回目。対象はアセットマネジメント会社(リート14%、私募リート21%、ファンド41%、事業会社33%、その他2%)。6月1~20日の期間WEB回答方式で調査し、回答者数は66社。

 現在の不動産投資市場については、「とても良い」が2%(前回(22年6月)調査比9ポイント減)、「良い」が35%(同9ポイント増)、「どちらともいえない」が46%(同1ポイント減)、「悪い」が17%(同3ポイント増)、「とても悪い」が0%(同2ポイント減)。「良い」が「悪い」を上回り、良好な環境が継続しているとみられる。

 投資家やオーナーの不動産投資意欲については、住宅系、特にシングルタイプへの投資意欲は低下し、「とても高まっている」と「高まっている」の合計が40%(同22ポイント減)となった。一方、ホテル・旅館への投資意欲は、「とても高まっている」と「高まっている」の合計が57%(同17ポイント増)となり、投資意欲が上昇していることが分かった。

 今後懸念していることは、「資材・建築費の高騰」が80%でトップ。次いで「金利上昇」64%、「賃料の低下」「入居者の立地選択や嗜好の変化」33%となった。

 海外投資家の日本への投資意欲については、欧米系投資家の投資意欲が22年夏ごろよりやや減退している一方、アジアパシフィックの投資化からのニーズは堅調だとした。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。