不動産ニュース / 政策・制度

2023/8/10

「既存住宅流通促進民間支援事業」の事業者選定

 東京都は10日、令和5年度「既存住宅流通促進民間支援事業」の事業者を選定し、公表した。同事業は、既存住宅を良質な住宅に改修して適正な評価の下で流通させる取り組みや、建物状況調査、既存住宅売買瑕疵保険制度等の普及の取り組みを行なう民間事業者等を支援するもの。

 今回、(1)「東京都における既存住宅流通事業」と(2)「建物状況調査・既存住宅売買瑕疵保険制度に関する普及啓発事業」について、それぞれ事業者を募集し、実現可能性・発展性等の観点から審査を行なった。

 「東京都における既存住宅流通事業」は、(株)インテリックス(東京都渋谷区)を選定。既存住宅の買取再販事業において、建物状況調査結果や既存住宅売買瑕疵保険の検査基準への適合状況のほか、リノベーションにより向上した省エネルギー性能の内容についても、購入予定者に分かりやすく解説する。また、購入予定者の評価等についても継続的に検証を行ない、安心できる既存住宅売買の促進を図っていく。

 「建物状況調査・既存住宅売買瑕疵保険制度に関する普及啓発事業」は、岡庭不動産(株)(東京都西東京市)を選定。既存住宅の売り主に向けて、建物状況調査や既存住宅売買瑕疵保険の重要性・有用性に関する事例解説セミナーを開催し、情報発信や相談対応を行なうことにより、不動産売却時の売り主の建物情報開示に対する意識の向上を図る。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。