不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/8/23

「住みここち」トップは、東京都中央区に

 大東建託(株)は23日、2023年の「街の住みここち」と「住みたい街」ランキング(全国版)の結果を発表した。

 調査期間は23年2月17~3月15日。「住みここちランキング」は、全国47都道府県居住の20歳以上の男女、19~23年合計80万6,722人を対象に集計。現在居住しているまちについての「全体としての現在の地域の評価(大変満足:100点、満足:75点、どちらでもない:50点、不満:25点、大変不満:0点)」の平均値から算出した。「住みたい街ランキング」は、23年の回答者18万5,549人を対象に調査し、入力された自治体名をもとに複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成している。

 住みここち(自治体)トップは、「東京都中央区」(偏差値74.3、評点75.7)がトップだった。銀座や日本橋といった有名な商業中心地がある一方、月島や人形町等下町風情も残るエリアの一つ。臨海部の勝どきや晴海周辺は都心部再開発等により大規模マンションが多くあり、交通利便性が高いだけでなく、生活利便性も高い地域。
 2位は昨年まで2年連続1位だった「愛知県長久手市」(同73.8、同75.4)。住宅地や商業施設が多く立ち並び、自然も多い名古屋市に隣接するベッドタウン。3位は「兵庫県芦屋市」(同72.7、同74.7)で、昨年11位から大幅に順位を上げた。その他、トップ10内には8位に「東京都港区」(同71.6、同74.0)、10位に「北海道上川郡東川町」(同71.3、同73.8)がそれぞれ順位を上げトップ10入りした。

 また、昨年はランキング集計対象外だった、「長野県諏訪郡原村」が新たに17位にランクインした。同村は名古屋まで約3時間でアクセスできる立地の良さを生かし、行政と住民が一体となって移住者への積極的な支援を行なう「長野県移住モデル地区」に指定されている。

 住みたい街(自治体)は、「福岡県福岡市」(得票数1,306)で4年連続のトップ。次いで2位が「沖縄県那覇市」(同1,107)、3位が「神奈川県横浜市」(同773)と、いずれも前年と変動はなし。

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