不動産ニュース / 開発・分譲

2023/9/5

大和地所レジ、三菱地所レジとの初JVが始動

「ヴェレーナシティ鎌倉深沢」完成予想モデル

 大和地所レジデンス(株)は、三菱地所レジデンス(株)との初の共同事業となる分譲マンション「ヴェレーナシティ鎌倉深沢」(神奈川県鎌倉市、総戸数158戸)の1期1次分譲を、9月中旬にも開始する。鎌倉市等が進める大規模土地区画整理事業地に隣接し、JR東海道線に新設が予定されている「村岡新駅」にも徒歩圏というロケーションもあり、モデルルームオープン後の2週末は見学予約が満席となるなど、好反響を得ている。

 同物件は、湘南モノレール「湘南深沢」駅徒歩7分に立地する、地上8階建て3棟構成のマンション。建設地は、三菱電機(株)の社宅跡地。南傾斜で、北側を同社グラウンドに接するほか、南側が国鉄大船工場跡地を中心とした、事業区域面積31haに及ぶ「村岡・深沢地区土地区画整理事業」地に隣接する。同事業地内には鎌倉市役所が移転を表明しているほか、大型商業施設、戸建住宅地、グラウンド・公園などの開発が予定されている。また、JR東海道線に2032年開業予定の「村岡新駅」にも直線距離で1.2kmに位置している。同社は、同じ湘南深沢駅圏で、2022年5月にも「ヴェレーナ鎌倉深沢」(97戸)を発売、好評を得たことから、相次いで供給する。

 建物は、同社初となる「ZEHーM」仕様(Oriented)。鎌倉市の開発規制に基づき、高さを20m以下に抑え、緑被率20%を維持するため植栽をふんだんに施した。市域のほとんどがハザードエリアに指定されている鎌倉では珍しく一切のハザードにかかっておらず、建物もベタ基礎で施工する。

 住戸は59プランですべて3LDK、専有面積約70~92平方メートル。リビングと寝室に床暖房、ディスポーザー、食洗器、ミストサウナ、御影石のキッチン天板・袖壁などが標準。全住戸の過半が、奥行き2,500mm以上のウッド調デッキ敷きのワイドバルコニー。1階住戸の一部には床下収納付きのスキップフロアを設けたほか、収納をワークスペースやランドリールームとして使える「マルチスペースシステム」も導入した。

 今年7月にホームページを開設。これまでのエントリー数は約400件。8月28日のモデルルームオープンからの来場者数は約160件。1期1次は9戸を予定。専有面積71~92平方メートル。販売予定価格は、5,100万円台~8,400万円台。来場者の3割が、地元鎌倉市内の戸建て在住者で、鎌倉に地縁がある人や鎌倉ブランドを志向する人が半数。都内や横浜市在住者が約2割。

モデルルーム

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