安田不動産(株)は21日、ホテル「デュシタニ京都」(京都市下京区、総客室数147室)が1日に開業したと発表した。「デュシタニ」は、タイのホテル・不動産関連企業であるデュシット・インターナショナルが展開するラグジュアリーホテルブランドで、同ホテルを運営するD&J(株)はその日本法人。
JR「京都」駅まで徒歩10分で、世界遺産である西本願寺の門前町に立地する。敷地面積は4,696.04平方メートル、建物は地上4階地下2階建て、延床面積は1万7,359.24平方メートル。
タイのアユタヤと日本の京都という、2つの古都の建築様式から発想した建築デザインが特徴。タイの仏塔と京都の五重塔の屋根の特徴である曲線を組み合わせたモチーフをホテル内外にあしらっている。建物外観は、柱に袖壁を設けてモジュールを縮小して繊細さを表現、建物を垂直方向に分節することで、長大感を和らげると共に、周辺の街並みとの連続性を確保した。
客室は40平方メートルの「Deluxe Room」から173平方メートルの「Imperial Suite」まで、幅広くラインアップ。
このほか、タイ・バンコクのレストランのシェフが監修したタイ料理レストランや、鉄板焼きレストラン、バー、カフェなど多様な飲食店も備えている。