
(株)シノケングループは1日、オーストラリア・シドニーにおいて、阪急阪神不動産(株)が現地の不動産ファンドへの出資を通じて複合施設「60 Margaret」を取得するに当たり、ファイナンシャルアドバイザリーサービスを提供したことを発表した。
「60 Margaret」は、シドニー市街地のメインストリートに面する、地上37階建ての複合施設(オフィス・商業施設)。三菱地所グループのMEC GLOBAL PARTNERS ASIAならびにオーストラリア地場不動産会社であるAshe Morgan社なども出資している。
今回、同社グループでは、これまでの国内外での不動産ファンドやREIT組成・運営の経験や知見に基づき、案件の検討段階からクロージングに関するドキュメンテーションまでをサポートした。
同社グループは06年に上海・香港に進出して以降、シンガポール、インドネシアとアジアを中心に海外展開を推進。アドバイザリー事業では、インドネシアの子会社を通じて首都ジャカルタの物件を中心に進めてきたが、今回、グループで初めてアジア以外での受注となった。
今後は、アジア・オセアニア地域はもとより、世界中のあらゆる地域へのサービス展開を視野に入れる。