不動産ニュース / 開発・分譲

2023/11/6

小規模ビルの木造化プロジェクトを公開

「(仮称)東中野1丁目新築プロジェクト」の完成予想図

 大島土地建設(株)(東京都中野区、代表取締役:大島芳彦氏)は、都心商業地域における小規模木造ビル「(仮称)東中野1丁目新築プロジェクト」を発表した。

 (株)ブルースタジオ(東京都中央区、代表取締役:大地山 博氏)が企画・設計したもので、地場の不動産事業者として、小規模工務店にも施工できる標準的な工法で木造ビルを建設するプロジェクト。木造の建物に加えて優良なテナントのリーシングを組み合わせることで、地域価値にも資する資産運用モデルの構築を試みている。

 計画地はJR中央・総武線「東中野」駅まで徒歩1分。敷地面積は152.38平方メートル、建物は8階建てで、1~4階を鉄骨造、5~8階を木造とした。延床面積は714.46平方メートル。

 2時間耐火が必要な1~4階は鉄骨ラーメン構造として1時間耐火の木質構造で計画した。木質部分は柱梁を火災後の建物自立を担う主要構造部と、地震や風圧に抵抗させる耐震要素に区分。主要構造部を挟むように耐火要素を配置する。省エネ性能ついては、ZEB ReadyやBELS★5相当とするほか、壁面太陽光パネルを採用する計画。

 同社では同プロジェクトを通じて得られた知見を広く公開し、延床面積2,000平方メートル以下の小規模ビルの主要なプレーヤーである小規模事業者が木造ビルを手掛けられるようにしていく。

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