長谷工グループは12日、自社で独自開発した健康増進アプリ「輝くわたしプロジェクト」を、シニアマンション「ブランシエール目黒」(東京都目黒区、総戸数88戸)に導入すると発表した。
同アプリは、長谷工グループのシニア関連事業の知見を生かし、筋肉の質の改善を目的に、運動習慣や食習慣をサポートするもの。AIが運動や歩行、カロリー、栄養バランス、水分摂取量等を管理し、利用者に運動や食事の最適なプログラムを提案する。
2019年より東京大学高齢社会総合研究機構と共同研究をスタートし、アプリ利用者に合わせた個人指標の作成および食と運動の提案についてアルゴリズム開発を行ない、長谷工グループ社員を中心に1,000人以上の治験を実施。22年度に行なった約3ヵ月間の実証で、運動機能を利用したユーザーの利用開始時と終了時の腰痛の変化を追跡した結果、アプリ利用と腰痛改善の間に有意な関連が認められた。23年11月には、アメリカ老年学会にてその研究成果を発表した。
今回、長谷工グループでシニア関連事業を手掛ける(株)長谷工シニアウェルデザインが運営するシニアマンション「ブランシエール蔵前」(東京都台東区)に続き、「ブランシエール目黒」にも同アプリを導入。同マンションは、JR山手線他「目黒」駅より徒歩18分に立地。専有面積は自立住戸が36.99~61.76平方メートル、介護居室が19.38~44.81平方メートル。