不動産ニュース / 団体・グループ

2023/12/25

千葉宅協、少短保険会社を設立。24年1月より営業

「消費者が安心して利用できる保険商品の開発に取り組むとともに、会員が代理店となることで収益拡大、事務負担の軽減につなげていきたい」と語るハトネッツ少額短期保険(株)社長の髙﨑正雄氏

 (一社)千葉県宅地建物取引業協会は25日、少額短期保険会社「ハトネッツ少額短期保険(株)」(千葉市中央区、代表取締役社長:髙﨑正雄氏)が24年1月に営業を開始すると発表した。

 同協会では、会員の収益増加に寄与できるよう、2019年度に特別委員会を設置し、少額短期保険業について調査研究や検討を進めてきた。21年度の理事会で少額短期保険会社の設立を決定し、22年6月ハトネッツ少額短期準備(株)を設立。23年12月に少額短期保険業の登録が完了したことから社名をハトネッツ少額短期保険に変更。準備が整い次第代理店の募集を開始する。資本金は8,500万円で、同協会の100%出資。

 販売する保険は、「家財保険」と「テナント保険」の2種類。テナント保険では、他の事業者では引き受けできないとされることが多いバーやキャバレー、スナックといった業種についても引き受ける。
 販売ノルマはなく、高い手数料l率を実現。さらに、資格者不要で家財保険を入居者に案内する取次店制度も導入、会員の収益拡大をサポートする。なお、少額短期保険会社の設立は都道府県宅建協会では初めてだという。

 同協会会長で、ハトネッツ少額短期保険代表取締役社長の髙﨑氏は、「宅建協会が設立する初の保険会社の誕生となる。宅建業者が作るハトマークの保険として、これからも消費者が安心して利用できる保険商品の開発に取り組むとともに、会員が代理店となることで、収益拡大、事務負担の軽減につなげていきたい」と述べた。

 また同協会副会長で、同社取締役副社長の石川公之氏は「県内3,800会員の千葉宅協会員はもちろん、10万社の全宅連会員にも提供していく。また、会員のためだけではなく、当協会の職員のためという意味もある。この会社では定年を70歳とする考えで、60歳定年の当協会を退職した人に活躍してもらう場にもしていきたい」と語った。

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