
大和ハウスグループの大和リース(株)は23日、大型遊具メーカーのタカオ(株)(広島県福山市、代表取締役社長:髙尾典秀氏)との協業で、屋上に大型遊具を設置した「にぎわい創出型 自走式立体駐車場」を開発したと発表。2月1日より販売を開始する。
自走式立体駐車場の屋上スペースを有効活用することで、商業施設の集客力向上につなげる他、マンションでは住民の満足度向上や地域コミュニティの活性化にも寄与。さらに、観光施設・駅・空港に導入することで観光のスキマ時間を有効利用できるような魅力向上に貢献していく。
導入する遊具は、年齢・性別・障害の有無に関係なく遊ぶことができるインクルーシブ遊具など。両社が協業して設計から施工、アフターフォローまで一貫して行なうことで、工期短縮、コスト削減、品質の保証を実現した。
屋上階の床は衝撃吸収性能を有するゴムチップや人工芝を舗装。外周部には高さ2mの落下防止策を講じたフェンスを設置する。また、多機能トイレを設置するなど、安全性と利便性に配慮した。
構造は鉄骨造床合成スラブ。モデルプランは5層5段、車室数554台、延床面積は約1万7,600平方メートル。販売地域は全国で、販売目標は1年間で50億円。