ナイス(株)が、仙台エリアで供給した免震マンションが、累計2,000戸を突破した。
同社は、1997年に自社初の免震マンションを供給。仙台エリアでは、2005年の「ナイスグランソレイユ南仙台」(仙台市太白区、総戸数112戸)を皮切りに、供給するすべてのマンションに免震構造を標準化している。同エリアにおける免震マンション供給棟数は、17年連続で1位。現在までに供給した免震マンションは、30棟・2,031戸となった。
現在同社は、30棟目となる免震マンション「ノブレス長町南ルークス」(仙台市太白区、総戸数40戸)を販売中。同物件は、仙台市地下鉄南北線「長町南」駅徒歩10分、同「富沢」駅徒歩9分に立地。敷地面積約1,249平方メートル、延床面積3,523平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階建て。建設地はドラッグストア跡地で、周囲は区画整理により整備された戸建住宅街。
住戸は全戸南向き。3LDK・4LDK、専有面積は約72~84平方メートル。1フロア4戸で、角住戸率50%。中住戸も7,000~7,350mmのワイドスパンとした。直床二重天井、天井高2,400mm。Low-eサッシ、樹脂二重サッシ、オール電化、食洗器などが標準。ここ数年は、道路騒音の有無を関係なく全窓を二重サッシとしており、断熱効果を高めている。
2023年7月にホームページを開設し、現在までのエントリー数は300組。10月から集合モデルルームへの案内を開始し、150組が来場している。現在までに22戸を成約。現在販売中の2戸は4,990万円・5,450万円。物件全体の最多価格帯は5,500万円台と5,600万円台。坪単価は約230万円。
戸建て価格が高騰する中で、戸建て並みの広さと閑静な住環境が評価されているという。検討者のメインは、仙台市内在住のファミリー・プレファミリー。シニアも2割。モデルルームでは、東日本大震災時の免震マンションの揺れの少なさをビデオで流し、免震建物と耐震建物との比較模型で免震建物の安全性を訴求。歩留まりを高めているという。竣工・引き渡しは2024年11月の予定。